建築CAD演習1


第2課題:美しい住宅(U氏邸)の立面図・断面図 の制作

 

今回制作上の参考図とした大熊喜英氏作「U氏邸」で示されている以上の美しさを目指し,前課題で実施した建物の立面図を描き提出のこと。立面図は11月21日の授業中に試作した案をさらに工夫を重ね、売り物となる相続く2面の立面図(例えば南立面と西立面)と断面図を制作し,A3用紙1枚にレイアウトして提出のこと。学科,氏名,番号(下記提出要領参照)を記入のこと。

 

柱や壁をむやみに太くしたり厚くしたりしないこと。常識的な寸法で描くために,身のまわりにある実際に立っている住宅の柱や壁をよく観察のこと。ついでに,戸や窓の大きさおよび厚さもよく観察のこと。またRC壁構造で設計を進めるつもりであれば,外壁に開ける開口部(戸や窓)は縦長の形状を使うこと。横にひろい開口部が作りたい場合は,600角程度の柱を6000間隔程度で立てたRCの柱梁構造(梁成は600程度,壁厚は180程度)で平面図を書きかえながら意匠デザインを進めること。

 

引き違い戸は,右側が手前に来るのが標準であることに留意のこと。屋根や庇の形が、相続く2面の図のあいだで矛盾が出ないように,まず立体的によく考えてから図化すること。

 

図面は,A3用紙一枚に収まるように心がけよ。くれぐれも美しく見えるようにレイアウトのこと。

 

一枚の図面中に2案を並べる場合,どう並べれば見る人が理解しやすいかを考えて並べること。言うまでもないが,当WEBに例示の実施例が唯一無二の正解例と言うわけではないから留意のこと。とにかくDEADCOPYでなく,自分で良く考えて納めること。

 

図面がどこまでかけていれば完成であるかは一概に言えないが、正確にかけていないとか明らかな間違いがすぐ眼につくような図面は論外として,図面全体に万遍無く線が引いてあるか,ポカッと空いているような部分はないか,全体に白々としていないか等を手がかりに判定するので,あらかじめ試にプリントアウトした結果をよく見て,更に手を入れるなどの工夫を重ねること。

なお、本授業に限ることではないと思うが、少なくとも本授業ではプリントアウトした結果を即そのまま提出するよう求めているわけではない。腕に覚えがあれば、プリントアウトした結果に製図ペンや水彩(透明絵具による淡彩)の絵筆などを使って肉筆で手を加え、その結果を提出して差し支えない。肉筆に自信の無い人も、図面を単にプリントアウトするだけでなく、一度PDFで出した結果をPHOTOSHOPやGIMPに取り込んで手を加え、その結果をプリンターに出すといった処理の仕方があることに留意のこと。デザイン教室のレーザープリンターより各自の家に年賀状用のインクジェットプリンターがあれば、その方がきれいにプリントアウトできる。その場合良い紙を使うこと(かりにA4プリンターであっても、2枚をメンディングテープできれいに張り合わせることで、A3のレーザープリンターよりきれいな図面を作ることが出来る)。

 

この場合、あくまでも図面であるから、縮尺は記入する必要がある。その場合、例えば1/100と記入すれば、図面内のあらゆる場所の大きさがそれで描かれていると見做されるのが常識であるが、CADから直接プリントアウトする場合は、プリントアウトの条件設定の段階で拡大率を100%に設定することで図面に描いた通りの寸法でプリントアウト出来るものの、PHOTOSHOPやGIMPで操作すると寸法が崩れることがあるから、プリントアウトした後必ず物差しで何か所か測って縮尺通りになっているがどうかを確かめること。 

 

立面図が授業で実施した案から大きく離れていない限り,縦と横方向の直線が主体となって構成されているので,あまり妙な角度の斜線や曲線を入れると元の美しさが壊れるので留意のこと。樹木や人,車等を描き込む場合,本体の建物よりも目立つような形状にしないように留意のこと。

 

デザインは,一般に要素の数,および色の数を最小限にするとうまく行くことが多い(現場では、禁欲的なデザインと呼ぶ)。要素の方は,適当な規則でまず全体に配列し,その後一ヶ所適当な要素を選んで最初の規則から外すと,退屈さが破れ,魅力が生じるとされている。また色については,同系統の色を2〜3色選んで全体に配色し,何処か目につく小さい場所に原色を1〜2色塗り込むと良い。

 

ただし,以上の注意は,あくまでもデザインの初心者,ないしデザインを本職としない人向けの原則であり,既にデザインに自信のある人や,将来デザインを本職にしようと志す人はこの限りでない。


締め切り:12月19日(土)1時間目のクラスは10時10分,

            2時間目のクラスは11時40分

 

   ------ 課題 提出要領 ------

 

(1)プリントアウトする図面には,学科,氏名とともに,次の番号(半角の数字を使う)を記入のこと。

      KDOOxxx(KD,OO入学年度西暦下2桁,xxx学籍番号下3桁)

 

(2)図面はA3用紙にプリントアウトして提出のこと。

 

(3)プリントアウトした図面の元になったファイルも念のために提出のこと。
       ファイル名書式  kd20xxx氏名(xxxは学籍番号下3桁)
       提出先のDropboxのアドレスはインフォメーションシステムの個人伝言とメールで案内する。