関西大学建築学科建築CAD演習 2023-2024

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2024 建築CAD演習2


■授業概要:

 3次元の形態を電算機上に可視化して表示出来るよう当該立体のデーターを電算機内に構築することを3Dモデリングと呼ぶ。本演習は,3Dモデリングにより建築が電算機上で3次元的に適切に表現出来る基礎と、視点を時間的,空間的に変えて多角的に評価しその価値を適切に可視化して表現するのに必要な知識を習得すると共に、それを元に3D-CADが建築設計のツールとして扱えるようになることを目的とする。3D-CAD( ArchiCAD )により構築した結果について、レンダリングしてフォトリアリスティックなプレゼンテーション用の画像を構成したりシミュレーションを重ねることで形態をブラッシュアップし、結果を動画に纏めることで,美しい建築のデザイン過程を体験する。

■授業計画:


1.建築CAD演習2オリエンテーション(4月6日)


● 授業の連絡について(関大LMS)

● 授業の流れ
BIMの機能を持つ ArchiCADを使い、概要設計・詳細設計・プレゼンテーションの設計活動におけるBIMの活用方法を考察する。
また、デジタルトランスフォーメーション時代の企画提案に向けての一歩となるUI/UX、メタバースにも言及しておく。

● ArchiCADの登録・インストール
【条件】
メインメモリーが16GB以上なら ArchiCAD27 を、8GBなら ArchiCAD25 をインストールする。


【手順1】メインメモリの容量を調べる
Windows11の場合 参考ページはここをクリック
Macの場合 参考ページはここをクリック


【手順2】ユーザ登録する
下の( グラフィソフト社 MyArchiCAD )のリンクをクリック、ページにアクセスし、ユーザー登録する。
( グラフィソフト社 MyArchiCAD )

【手順3】インストール
【条件 メインメモリーが16GB以上
ArchiCAD27 をそのままインストールする。


【条件 メインメモリーが8GB以上
ArchiCAD25 をインストールする。


【動画での確認】

※ MyARCHICAD.comにログインできない場合ここをクリックして出てくる記事を参考にしてください。それでも解決しない場合はメニューの[問い合わせ]から連絡してください。

※ インストールできArchiCADを起動したが、[新規作成]ボタンを押した後、カーソルが回転イメージのまま進まない時は、ウイルス対策ソフトが複数インストールされている可能性が高く、このリンクをクリックし、全てのインストールされているウイルス対策ソフトを記事通り見つけ、アンインストールする。その後、再起動し、ArchiCADを試してみる。
ArchiCADがうまく起動した時は、その後一つだけウイルス対策ソフトをインストールする。

● 課題の目標と進め方
目標


進め方
練習課題『Archicad Magic』で概要を知る。

第1課題:
3D-CAD(BIM)で構成した建物のプロジェクトデータ・パース 提出
第2課題:
3D-CAD(BIM)で構成した建物の配置図兼1階平面図・立面図断面図の提出
第3課題:
3D-CAD(BIM)で構成した建物の基本設計図面(表紙兼透視図・配置図兼1階平面図・各階平面図・立面図断面図・平面断面部分詳細図)ポスター・レポート・短いウオークスルー動画
上記の目標に従い途中経過を提出。平常点とする。


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2.建物の3Dモデリング(4月13日)


● 練習課題『Archicad Magic』で概要を知る。


● 確認ごと
一般構造 ラーメン構造・壁式構造・切板構造・シェル構造 など
素材   鉄筋コンクリート(RC)造・鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造・木造 など

鉄筋コンクリート(RC)造 ラーメン構造の例 *(有)建築士コム 運営 建築士.comより

● 事前課題
本演習の目標を把握したうえで次の「近代建築の三大巨匠の作品」「その他の近代建築家」「現代建築家と作品」のそれぞれのリストから建築家を1人ずつ、計3人選び、作品と建築設計例を調査し、PDF形式の図面(平面図・立面図・断面図)を収集する。
収集のために英文字で検索するとより多くの資料が見つかる。
収集したPDFの図面は建築家ごとのフォルダ(フォルダ名は建築家の名前+作品名とする)にまとめたものを、一つのフォルダ(フォルダ名は学籍番号+氏名とする)にまとめる。提出は来週授業時を予定とする。

◇ 近代建築の三大巨匠の作品
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe) 『ベルリン国立美術館 新ギャラリー(Neue Nationalgalerie Berlin)』
ル・コルビュジエ(Le Corbusier) 『国立西洋美術館(The National Museum of Western Art in Tokyo)』
フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright) 『グッケンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum)』

◇ その他の近代建築家の作品
ヴァルター・アードルフ・ゲオルク・グローピウス(Walter Adolph Georg Gropiu) 『デッサウ市立バウハウス校舎(Bauhaus Dessau building)』
ルイス・イザドア・カーン(Louis Isadore Kahn) 『ソーク研究所(Salk Institute)』
ルイス・ラミロ・バラガン・モルフィン(Luis Ramiro Barragan Morfin) 『ヒラルディ邸(Casa Gilardi)』
カルロ・スカルパ(Carlo Scarpa) 『ブリオン家墓地(Tomba Brion)』
マリオ・ボッタ(Mario Botta) 『サンフランシスコ近代美術館(San Francisco Museum of Modern Art)』
チャールズ・ムーア(Charles Moore) 『シーランチ・コンドミニアム(Sea Ranch)』
村野藤吾 『谷村美術館』

◇ 現代建築家と作品
SANAA(妹島和世・西沢立衛) 『金沢21世紀美術館』
青木淳 『青森県立美術館』
ヨコミゾマコト 『富弘美術館』
第一工房(代表:高橋てい一) 『群馬県立館林美術館』
黒川 紀章 『国立新美術館』
シーザー・ペリ(César Pelli) 『国立国際美術館(大阪)』
ダニエルリベスキンド(Daniel Libeskind) 『ユダヤ博物館』
ヘルツォーク&ド・ムーロン 『テート・モダン』
OMA(Office for Metropolitan Architecture) 様々なMuseum作品があります

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3.練習課題による建物の3Dモデリング体験(4月20日)


【BIMイントロダクション】
ArchiCAD Magic
をもとに,3D-CADの操作法を学習


● 建築CAD演習Iの第2案(推奨案)をもとにした学習例
参考平面図参考立面図3Dモデリングの1例

 3D-CADの始め方( ArchiCAD )
 柱の書き込み( ArchiCAD )
 外壁の書き込み( ArchiCAD )
 窓の書き込み( ArchiCAD )
 床の書き込み( ArchiCAD )
 内壁の書き込み( ArchiCAD )



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4.BIMイントロダクション 続き(4月27日)

【BIMイントロダクション】続き
ArchiCAD Magic
をもとに,3D-CADの操作法を学習



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5.1FLの書き込み(5月11日)


調べた作品図面の提出について
フォルダにまとめて提出。 提出先: インフォメーションシステムに提出先を指示



【課題から作品を選択してスケールを合わせてみる】
図面スケールと資料のスケールを合わせる。

【参考作品図面を理解し1FLにモデル化する】
● 参考作品図面の理解が浅ければ、壁・柱・床のモデリングはできない。
壁・柱の位置関係を寸法で把握する必要があるのは前期課題と同様である。前期課題では『赤色の寸法』で示されていた。今回は自分で資料から読み解く必要がある。ただし、過去の資料からの「リバースエンジニアリング」となるため、類推する必要が出てくる。寸法のズレを最小にするため、最も近い柱芯から寸法類推するべきである。

● 壁・柱・床のモデリング操作に関して
RC造は建築CAD演習ホームページのメニュー 作品例 ル・コルビュジェ「サヴォア邸」の制作 を参考にすると良い。



課題進行状況の提出について
モデル化した1FLをデータ提出する。 提出先: インフォメーションシステムに提出先を指示


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6.1FLの書き込み(5月18日)
【参考作品図面を理解し1FLにモデル化する】


【参考作品図面を理解し1FLにモデル化する】
● 提出内容について
● 詳細部分を意識する


◆課題進行状況の提出について
モデル化した1FLをデータ提出する。 提出先: インフォメーションシステムに提出先を指示


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7.1FLの書き込み(5月25日)
【参考作品図面を理解し1FLにモデル化する】


【参考作品図面を理解し1FLにモデル化する】
● 詳細部分を意識する 2
● フロアを移す


◆課題進行状況の提出について
モデル化した1FLをデータ提出する。 提出先: インフォメーションシステムに提出先を指示


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8.パラペットまたは屋根を意識(6月1日)
【参考作品図面を理解しモデル化する】


【参考作品図面を理解しモデル化する】
● 詳細部分を意識する 3 モルフ(ポリゴン)
● パラペットまたは屋根を造形
 鉄骨の柱・梁・カーテンウォールの制作は、メニュー 作品例 ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ「ベルリン新国立美術館」の制作 を参考にすると良い。




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9.モデルを仮提出(6月8日)


【参考作品図面を理解しモデル化する】
パラペットを造形
 
様々な屋根を造形


 建築の概要モデリングが終われば、CMF(Color Material Finish)を意識してモデルを詳細化する。
● 詳細部分を意識する。
<例1> 部材のCMF(木材)



<例2> 部材のCMF(色ガラス)




【仮提出】
● 課題進行状況の提出について
提出先: インフォメーションシステムに提出先を指示


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10.第1課題提出(6月15日)


● 第1課題 できる限り素材感持たせ、パースとともに提出
>> 提出仕様はここをクリック
提出先: インフォメーションシステムに提出先を指示




● パース制作



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11.レイアウトブックでの提出図面制作・モデルの仕上げ(6月22日)


【課題提出】
● 第2課題 来週7月1日提出
>> 詳細はここをクリック


【レイアウトブックでの提出図面制作】
● テンプレート編集
レイアウトタグのマスターにあるテンプレートを編集し提出用のA3マスターレイアウトを作成。


【レイアウトブックに提出用図面制作】
● 平面兼配置図の制作
モデルの平面図をレイアウトに配置する

【レイアウトブックに提出用立面図制作】
● 立面図の制作
モデルの立面図を集めてレイアウトに配置する



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12.第2課題提出(6月29日)


【課題提出】
● 第2課題 提出
>> 詳細はここをクリック



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13.詳細図制作(7月6日)


【課題】
● 最終課題
>> 詳細はここをクリック


【詳細図制作】
● 平面詳細図の制作[7:53]



● 断面詳細図の制作[1:24]





※ 照明のヒント
● 照明の制作1[3:56]


● 照明の制作2[5:36]


● 照明の制作3[0:16]




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14.表紙・ポスター制作(7月13日)


【課題】
● 最終課題
>> 詳細はここをクリック


【表紙・ポスター制作】
● 表紙の制作
マスタ(A3横)制作。
表紙に使用するパースをレイアウト。
タイトル、氏名などをレイアウト。


● ポスター制作1[1:02]



● ポスター制作2[17:11]




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15.最終課題提出(7月20日)


【課題提出】
● 最終課題
>> 詳細はここをクリック



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Appendix

● 動画の制作{例}


  1. 動画の構想(絵コンテ)


  2. 撮影計画(カメラパス設計・カメラ配置・レンダリング)
















  3. BGM(著作権)
    【参考HP】

    著作権の保護期間について

  4. 動画の編集
    ● 動画編集ソフトによる工夫
    【参考HP】
    動画編集ソフトのインストール
    動画編集ソフトの使い方

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CAD演習のための知識

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